2014年04月06日

「軍師」笠井の大河ドラマに観る軍師力vol.12

後継者の軍師 認定コンサルタント、
エグゼクティブコーチ 笠井智美です。

先週の「軍師 官兵衛」、竹中半兵衛がかっこよかったわ〜
官兵衛の軍師を、半兵衛がしてましたね!

秀吉から義兄弟の誓紙をもらい、有頂天になる官兵衛。
秀吉からの評価が気になって、周りが観えていない状態に陥って、
肝心なことが上手くいかなくなっていきます。

そして、秀吉の義兄弟としての自分の面目が立たないと、
さらにあせる。

ただの紙切れに捉われて、自分の都合から動いている官兵衛。

そんな官兵衛に、竹中半兵衛は、
紙きれよりも大事なことがあるはず。
大義の前につまらぬ面目など無用と、ピッシャッというのです。

官兵衛の面目の為って、極端にいうとこんな感じです。

「社長にいいところを見せたいので、
お客さん、この布団買ってくださいよ。」ってね。

そんなことは、お客さんにとっては関係ないことですよね。

個人の利益に基づいては、交渉は上手くいきません。
人間の脳の潜在意識の中に、
相手の利益のために自分が動かされるメッセージとして
届いてしまいまうのです。自分を変えられると。

人間にはそもそも恒常性維持の本能があります。
相手は“変えられない”自己防衛のために、余計かたくなになりますね。

官兵衛が、小寺政職に秀吉拝謁を説得しても、
よけいに政職が意固地になっていったのは、
まさにこういうことなのです。

ただ、これには、秀吉の官兵衛に対する言動が影響しています。

上司が「自分のために、こう動いてくれた」
というところにフォーカスして部下を“褒める”のか、

「大義のもとに、あなたの働きはこんな風に機能している」と
部下を“認める”のかでは、大きな違いです。

褒めるとうのは、褒めるほうに基準があります。つまり評価です。

評価には上下があります。相手の基準に合わせるということは、
評価を下す相手の目先の評価や反応ににふりまわされ、
大局で物事を見られなくなりやすいのです。

けれど、大義からみて、その働きを認めるというのは、
上司と部下というそれぞれの役割はあったとしても、
大義の元に対等な関係性です。同志です。

常に最上位概念の大義から、物事を判断する。
つまり上司が基準なのではなく、大義が基準なのです。

上司が基準って、恐いと思いませんか?
上司がいつも正しいとは限りませんでしょ?

社長がいつも正しいとは限りませんよね。

その会社の判断基準が経営理念(大義)であるという風土が
しっかり創れていれば、社長の間違いを社員が正すことも可能です。

そうなると、その会社は強いですね。

社長の限界が、会社の限界にはなりませんから。

よく、経営理念が浸透しないとお悩みの経営者さんに出逢います。
思うのは、その方が経営理念が浸透している状態を、
どう描いているかです。

経営理念が浸透するという事は、経営理念を暗記させて、
朝礼で唱和することでも、
社内テストで書かせることでもありません。

全ての判断を、経営理念に基づいてする。
社内がそういう風土になっていることです。

もし、経営理念が浸透していないと思う経営者の方がおられたら、
ご自身が部下を褒めるとき、どんな言葉をつかっているか、
どんな立ち位置(在り方)から、部下を褒めているのか、
もっと言えば、褒めているのか?認めているのか?

そんな風に、ご自身を観察してみることをお勧めします。
リーダーの影響は大きいですからね。

あ、それと、お母さんたちも、褒めて育てると、
人の見ているところでしかやらない子になりますよ。

自分の軸からではなく、他人の評価や基準で動く人に育つと、
社会に出て、世の中のさまざまな評価や基準に振り回されて、
つぶれますよ。気を付けてくださいね。

竹中半兵衛によって目が覚めた官兵衛は、
播磨が一つになって毛利の襲撃に備えるという、
本来の目的に立ち戻ります。

そこで、秀吉の方から、小寺政職に会いに行くよう説得します。
秀吉は、最初は周りに示しがつかないと渋りますが、
きっと、半兵衛から学んだことを活かして、
本来の目的を実現するためにはと、説得したのでしょうね。
官兵衛の策が功を奏しました。

個人の都合や利益に基づくと動かないものも、
大義(志)のもとには、道が拓くのです。

竹中半兵衛は、本当に大切なこと(大義)は、
天下統一、乱世を終わらせ、天下泰平の世へ創りかえることだと、
官兵衛に説きます。

軍師の仕事は、一歩引いたところでしか見えない景色を観ながら、
大義(志)の実現のために働くこと。

今回は、竹中半兵衛さまに、軍師道を観ました。

次回も楽しみです。(^^)



posted by tomomi at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | リーダー・経営者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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