もう11月、もう今年も大詰めですね。
1月にはいろいろ目標をたてて、今年はやるぞー!と、決起集会をして、
社内のモチベーションが上がったはずなのに、そのあとが続かない。
社員のモチベーションは、どうやってあげたらいいのでしょう?
とても多いお悩みです。
2014年11月8日に宮崎駿監督がアカデミー名誉賞を受賞されましたが、
長年作品を創り続けるモチベーション維持できたことについて、
記者の質問に答えておられるのが印象敵なので、ご紹介しますね。
「モチベーションは毎回衰える。
ある日突然、こんなことではいけないと思って取り戻す。
そういう事の繰り返しだ。」
お祭り気分がいつまでも続かないように、
モチベーションも上がるものなら、下がるものでもあります。
大切なのは、
自分の中のモチベーションが湧きだす源泉を見つけることです。
その存在に気づき、その存在を自身が認めることです。
やる気が出たり、出なかったり、
気分が乗ったり、乗らなかったりもする。
いつもやる気がみなぎっているわけじゃない。
でも、やっぱりやってしまう。
自分の中にある芯となるもの、
もどれる軸、引き戻される磁石のような、
自分自身を引っ張ってくれるもの。
それは、他人や上司が操作できるものではないのです。
他人は、変えられません。
変えられるのは、自分の行動だけ。
社員さん自身が、どう生きたいのか?
どんな志を抱いているのか?
ご本人がそれに気づき、それを会社の理念や日常の仕事に見出す。
自分の人生と会社の仕事がつながれば、
きっと、モチベーション次第じゃない、
やる気という気分次第じゃない、
志からの仕事ができるかもしれませんね。
そのためには、
・社員さんが自己の客観視・自社や仕事の客観視をできる環境をつくること。
・リーダーが、志からの仕事を実践する「体現者」であること。
つまり、環境や風土を創った結果、
社員のモチベーションが湧きやすい職場になるということなのです。
まずは、リーダーが周りに影響する体現者になってみましょう。
そして、自分に質問してみましょう。
「社員のモチベーションが上がらないせいに、していないか?」ってね。