学生さんたちは、これから就活真っ盛りですね。
ところで、こんな情報、鵜呑みにしていませんか?
“企業説明会では、できるだけ質問しましょう。企業側に熱心な学生だと印象づけることができます。”
学生:「先生、企業の説明会で質問するとき、どんな質問をしたらいいですかね。
学校の授業なんかでは、質問が出てくるのに、企業の説明会では、
何を質問したらいいかわからないんです。何か、質問の作り方とかありますか?」
講師:「ふーん。まず、質問はしなくちゃいけないものではないよ。
へたに質問しなければと思い込んでしまうと、
ピントのずれたことを訊いてしまったり、
既に説明されたことを訊いてしまったりして、
「話聴いてたのか?」と、かえって逆効果になるよね。」
講師:「あー、なんか質問しなければいけないような気がしていました。
学校の授業なんかでは、質問が出てくるのに、企業の説明会では、
質問が出てこないんです。」
「質問が出てくるときと、出てこないとき、あなたにどんな違いがあるの?
出てくるときはどんな時?」
学生:「うーん、例えば、これやってと言われて、
その内容が詳しくわからない時とか・・・」
講師:「それを“やる”っていう自分の時だよね。本当にそれをやるつもりだから、
具体的なことを知ろうとするよね。
その企業で本当に働くつもりで聴いていれば、
ちゃんと適切な質問が湧いてくるよ。
受け身で訊いてたら出てこない質問がね。」
質問することが目的になってしまうと、思わぬ墓穴を掘ることがあります。
みなさん、気を付けてね。